迷える子羊は、幸せなのよ。

f:id:mabodohu_hu:20180524024126j:plain

 

“ 迷うこと ”

生きていれば皆、

何度も何度もそれをする。

 

あなたは、

迷うことは好きだろうか。

 

 

迷う、には

迷わせる選択が付き物である。

 

選択肢が多ければ多いほど、

ひとは迷うことが出来るのだ。

 

 

ぐう。

おなかが鳴る。

今日は丼物の気分かしら。

 

定食屋の暖簾をくぐる。

メニューを開く。

 

・海鮮丼

・親子丼

 

ほう、それならばと

親子丼を注文する。

 

 

はたまた、他のメニュー表。

 

・海鮮丼

・親子丼

・カツ丼

 

ぐぬぬ、悩ましいぞと

頭を抱える。

 

 

さて。

最初の問いへ戻る。

 

“迷う”という行為。

あなたは好きだろうか。

 

わたしは好きだ。

だから選択肢は多いほうがいい。

親子丼かカツ丼か、

気が済むまで悩めばいい。

 

ひとつ言っておきたいのは、

どちらにせよ、

選ばれるものはひとつということだ。

選択肢がいくつになろうと、ひとつだ。

 

それでも。

選択肢が多いことは、迷うことは

悪いことではないと思う。

 

なぜなら

迷うことは、

わたしの大事なものを思い出させてくれる。

 

選ぶうえで、

大事にしていることは?

 

いつもそう問い直してくれる。

 

直感もいいけど

自分の物差しで、選んでみる。

大事にしたいことを信じて、選んでみる。

 

納得したいのだ。

最後に残る、ひとつの答えに。

 

納得するために、迷うのだ。

 

 

箸を置く。

「 ごちそうさまでした。」

 

伝票には、

《海鮮丼》の走り書き。

 

悩んだ末に行き着いた答えは、

案外面白い。